普段何気なく使用しているバッグ。形状や素材により、実にさまざまな呼び方があります。 本記事では、バッグの中でも特に使用頻度の高いトートバッグについて、一般的な定義から豆知識、素材ごとの特徴までご紹介します。
展示会での資料入れや名入れ向き商品の選び方は、販促メッセの記事 「トートバッグとは?展示会での選び方とおすすめ」 をご覧ください。 取扱いは 販促メッセ および 販促メッセ・バッグ印刷工房 でもご案内しています。
トートバッグとは?
通常、縦長または横長の四角い形状をしています。バッグ上部は開いていることが多く、簡単に物の出し入れができるデザインです。スナップボタンやジッパーが付いていることもあります。
一般的に2本の持ち手が付いており、肩に掛けたり手で持ったりできるように設計されています。持ち手の素材はバッグ本体と同じものか、レザーやナイロンなどの異なる素材が使用されることもあります。長さは、肩掛けしやすいよう少し長めに作られていることが多いです。
コットン(綿)やジュート(麻)、ポリエステル、不織布、ビニルなど、様々な素材が利用されており、素材によって雰囲気や使用シーンが異なります。
トートバッグの歴史
そもそも「トート (tote)」とは、英語で「運ぶ」という意味を持つ動詞です。なぜ、この言葉がバッグの名前に使われるようになったのでしょうか?
トートバッグの起源は19世紀初頭に遡ります。この頃すでに、厚手で丈夫なキャンバス地のバッグが普及していましたが、「トートバッグ」という名前はまだ一般的ではありませんでした。1944年、アメリカのアウトドア用品メーカー「L.L.Bean」が「Boat and Tote Bag」としてキャンバス地のバッグを発売し、これが現在のトートバッグとしての始まりと言われています。
当初、トートバッグは氷や薪などを運ぶための丈夫なバッグとして作られましたが、1950年代以降では日常の買い物やピクニックなど、様々なシーンで使用されるようになりました。次第にデザインも多様化し、現在ではファッションアイテムとしての地位を確立しています。特に近年では、その利便性に加えて環境配慮の観点から「エコバッグ」としても広く利用されています。
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コットントート
トートバッグの中でも特に種類が多く、様々なシーンで使われているのはコットン生地のトートバッグでしょう。 天然素材である綿を使っており、シンプルで厚みのバリエーションが広く、「キャンバス地」であれば重いものも運びやすいというメリットがあります。
持ち運びだけでなく、そのシンプルなデザインから名入れ映えしやすく、販促ノベルティとしても人気です。会社のロゴマークやスローガン、イラストなどをプリントして、展示会場やショップなどでパンフレットや試供品を入れて配布すれば、実用的かつ販促効果のあるノベルティになります。
厚みの単位:オンス(oz)とは?
コットンバッグの生地が薄いか厚いかは「オンス:oz」という重量や面積密度を表す単位で表示されます。 1オンス (oz) は約28.35グラムに相当し、トートバッグのキャンバス地などでは「オンス」は1平方ヤード(約0.836平方メートル)あたりの重量を指します。例えば、「12オンスのキャンバス」の場合、1平方ヤードあたり12オンス(約340グラム)の重量があることを意味します。
- 5オンス(またはそれ以下のシーチング) … 展示会でのPRバッグや講習会などの資料入れ、薬店でのお薬バッグなどにお薦め
- 8〜10オンス … お稽古バッグや普段のショッピング用にお薦め
- 12オンス以上(キャンバス地) … たくさんの教科書類を持ち運ぶ学生さんなどにお薦め
大学のことを英語で「campus(キャンパス)」といい、『キャンパストート』や『キャンパスバッグ』と呼ばれることもあります。 一方、帆布(はんぷ)という平織の厚手生地のことを英語で「canvas(キャンバス)」といいます。キャンバストートというと、10オンス前後のしっかりした生地で作られたバッグを指し、こちらは材料に即した呼び方です。 重いものを入れるときは、商品名に「キャンバス」とついたコットントートがオススメです。
ダークカラー系コットントート
ブラックやネイビーといったダークカラー系は、特に男性が使用するバッグとして人気があります。白色1色での印刷がとてもよく映るため、名入れしたときにはインパクトのある販促品となります。
素材としては、汚れが目立ちにくくしっかりした厚めのものが多いため、カラーチャートなどの重い資料をたくさん持つデザイン関連のお仕事をされている方や、サンプルの現物を持ち運ぶ職業の方などに最適です。 パソコンやタブレットが発達した現代でも、質感や使用感は現物をお見せする方が確実です。そんなときの持ち運びに、丈夫でしっかりとした作りのコットントートは強い味方となります。
コットンランチトート
食費節約や健康面などから、お昼を持参する方が増えています。お弁当を横や斜めに持ってしまうとおかずが偏ったり、汁気のものがこぼれる危険もあります。 そこでお薦めなのが、お弁当を平らに入れることができるコットンランチトートです。基本的にマチ広の作りで底が浅く、コンビニ弁当なども傾けずに持ち運べます。
コットン素材であれば洗濯もしやすいため、清潔に使いたいランチバッグとしてもぴったりです(ポリエステル素材のランチバッグは基本的に洗濯できません)。乾燥機での縮みや色落ち、糸のほつれなどにはご注意ください。
デニムトート
ジーンズのイメージが強いデニム素材を使ったバッグです。デニム独特の風合いはファッション性があり、またデニム生地は丈夫で、繰り返しの洗濯にも耐えられるという特徴があります(使えば使うほど・洗えば洗うほど風合いが増すのもポイントです)。
重いものを入れても形が崩れにくく、カジュアルなコーディネイトもし易いため、ファッション性と実用性を兼ねたトートバッグと言えるでしょう。 カラーバリエーションには、オーソドックスなインディゴブルー、程良い色落ちのウォッシュブルー、長年使い込んだ感じのヴィンテージブルーなどがあります。
デニムトートへの名入れは1色プリントが一般的ですが、販促メッセではフルカラー印刷をオススメしています。深みのあるデニム色は印刷色を引き立てるので、ナチュラルトートへの印刷と比較すると、より鮮明な仕上がりになります。
急激な円安と原料高に伴い、デニム生地の入手が難しくなり品揃えが激減しています(2025年6月)。代替として、リサイクル素材やデニムに似た素材を使用したものが増えています。
ジュート素材トート
コットンより強めのナチュラル感、ベージュ〜ブラウンの合わせやすい色合い、丈夫で安っぽく見えないといった点が魅力のジュートバッグです。 ジュートは黄麻(こうま)というシナノキ科の植物繊維からできている素材です。丈夫で通気性が高いことに加え、燃やしても有害物質が出ず、土に埋めれば生分解されるエコフレンドリーな素材としても近年注目を集めています。
ジュートバッグは特に夏に人気です。汚れや匂いがつきにくく耐久性に優れ、通気性が高いため乾きやすいという機能性から、海やプールなどのアウトドアレジャー用バッグとして使われます。 一方で洗濯には向いていません。一度でも摩擦で毛羽立ったりシワができてしまうと、元に戻すことはかなり難しいです。汚れには強い素材ですが、もし汚れてしまったら乾拭きや湿った布で部分的に拭くくらいに留めておきましょう。
合成繊維素材トート
コットン(綿)やシルク(絹)、ジュート(麻)、リネン(亜麻)などの天然素材に対し、ポリエステルやポリプロピレン、ナイロンなどは合成繊維と呼ばれ、主に石油を原料として作られます。一般的に、天然繊維に比べて生産コストが低く、安価に調達できるのが魅力です。また染色時の発色が良いため、カラフルで鮮やかな色合いになるのも特徴です。
ただし、原料が石油資源に依存している点や、生分解しないために生じる廃棄物処理やマイクロプラスチック問題といった点で、地球環境への影響が懸念されることがあります。 近年では、回収されたペットボトルなどを繊維として再利用したリサイクルPETや再生不織布などが登場しており、合成繊維素材でも環境に優しい商品としてラインナップされています。
ポリエステルトート
天然素材にはない滑らかな質感や光沢をもち、リーズナブルな価格で調達できるのがポリエステルトートです。 機能面では引っ張りや摩擦に強いため、丈夫で長持ちするのが特徴です。またシワになりにくく、吸水性が低いためそこそこの防水性もあり、アウトドアでも使いやすいバッグです。
安価で大量生産でき、コンパクトに畳みやすいという点で、いわゆる「エコバッグ」として使いやすいのも大きな特徴です。フルカラーを含む印刷にも対応しています。
不織布トート
不織布とは、コットンやポリエステル等の繊維を織り上げた布ではなく、接着剤や熱処理によってシート状にした布のことです(織らずに作るため、不織布といいます)。この不織布を袋状にしたものが不織布バッグです。
原料には羊毛・綿・麻・パルプなどの天然繊維で作られる場合もありますが、たいていはコストの安い合成繊維が使われます。 糸がほつれることはありませんが、一度折り目が付くと自然には取れないという欠点もあります。フルカラープリントにも対応可能です。
費用・機能面でのバランスが良く、本体のカラーバリエーションも多い不織布トートバッグは、美容サロンの店販バッグやブティック、雑貨屋さんのショッパーとしてもブランドイメージを高めやすいアイテムです。
クリアトート
透明でツルっとした質感が特徴の、ビニル素材でできたクリアトートバッグです。中身が見えるというのが他にはない特徴で、あえて中身を見せておきたいサンプル・試供品入れに最適です。 涼し気な雰囲気があり、水を弾くという性質もあるため、海やプールなどに持っていくアウトドアバッグとしてもお薦めです。
素材には、PVCやEVAと呼ばれるビニールが使われます。詳細については以下記事にまとめていますので、あわせてご覧ください。
おわりに
ここで紹介した以外にも、エコラボジャパンが運営する販促メッセでは多種多様なアイテムをご用意しております。 ノベルティの選定にお困りの際は、ご遠慮なくお声掛け下さい。
展示会での資料入れやおすすめ商品の比較は 販促メッセ「トートバッグとは?展示会での選び方とおすすめ」 を、印刷方法の詳細は 名入れ案内 をご利用ください。

























