Sustainable Development Goals
―持続可能な開発目標―
SDGsとは「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」の略称で、よりよい世界を目指す国際目標のこと。2015年9月、国連加盟国の全会一致で採択され、2030年までに達成することを目指しています。
販促業界でも、このSDGsに関連したノベルティの開発が進んでおり、すでに多くの『SDGs関連ノベルティ』がラインアップされています。
本記事では、数あるノベルティの中からSDGsにフォーカスし、SDGs関連ノベルティのメリットや最新グッズをご紹介します。
ピックアップ商品は随時更新しております。最新商品を都度ご覧いただき、トレンドを掴むのにお役立てください。
ノベルティ、販促品を通じてSDGsに貢献しよう!
SDGsでは、「環境」「社会」「経済」の3つの側面から経済成長を持続可能なものにし、地球環境の保全を目指しています。
今や多くの企業や団体が、自社製品を製造するときに出てしまうロス分を再利用したり、食品ロスの削減に取り組んだりと、環境問題の解決を目指して活動しています。
しかし、企業規模や事業内容によっては、
- SDGsへどのように取り組めばよいか?
- 取り組んだとして、目に見える成果が得られるのか?
といった観点から、取り組みが難しい場合もあります。
そんなときに活用したいのが、販促活動で手軽に取り扱いができる『SDGs関連ノベルティ』です。
SDGs関連ノベルティとは
SDGsに関するメッセージやコンセプトを広めるために作られた、記念品やプロモーションアイテムのこと。
具体的には次項で商品をピックアップしていますが、バンブーファイバー(竹繊維)などの天然素材を用いたものや、リサイクル素材を用いたものなどが多くラインアップされています。
- 商品自体がSDGsのコンセプトに合致しており、地球環境やそれらを製造する生産者に優しい。
- 多くの方にお配りすることで、SDGsの関心を広められる。
- 販促活動と同時に、SDGsに配慮している企業・団体として、世間やお客さんにPRできる。
一方、デメリットには、フェアトレードやオーガニックコットン素材などの一部の商品で、従来より価格が高めという点が挙げられます。
とはいえ、ひと昔前に比べると、天然素材品などでは製造コストが大きく下がっており、ノベルティとして検討しやすい価格帯のものも増えています。
【コンセプト別】SDGs関連ノベルティ
天然素材配合
数あるSDGsノベルティの中でも大きなウェイトを占めるのが、プラスチックの代わりに天然素材を使ったグッズです。
天然素材ノベルティは、プラスチックを使わない もしくは 使用比率を下げることにより、石油資源の枯渇対策やCO2 排出量の低減、生分解による環境汚染防止などを目指す、まさにSDGsの目標に合致したメリットを持ちます。
また、「天然由来」「植物由来」といったキーワードは一般消費者にも分かりやすく、環境フレンドリーであることを強く印象づけられるのもポイントですね。
ノベルティに用いられる天然素材には、現在以下のようなものがあります。
- バンブーファイバー(竹繊維)
- コーヒー殻・粕
- ライスレジン(非食米)
バンブーファイバー
竹の繊維をパウダー状にし、樹脂で固めたものが『バンブーファイバー』です。
自然素材であるバンブー(竹)を使用することで、合成樹脂の使用量を減らすことができます。
竹は木よりも成長が早く、潤沢な資源供給を可能にするという点や、軽量で割れにくいといった機能的な点も持ち合わせているため、多くのノベルティに採用され始めた素材です。
コーヒー殻・粕
本来廃棄されるはずだった「抽出後に残るコーヒーの殻や豆かす」を、価値ある商品へアップサイクルしました。
プラスチック削減につながると同時に、廃棄物の削減にも貢献します。
コーヒーを想起させる色合いが特徴的です。
ライスレジン
株式会社バイオマスレジン南魚沼が開発した新素材 ―ライスレジン― を使用した、新しい環境配慮ノベルティ。
食用に適さないお米(非食米*)をプラスチックと配合し、石油資源の消費を抑えるのに貢献します。
食用に適さない古米や、米菓メーカーなどで発生する破砕米など。
飼料としても処理されずに廃棄されてしまうお米のこと。
お米は日本人にとって身近な存在であり、多くの消費者に馴染みやすいというメリットがあります。
お米らしいシンプルで素朴な見た目も特徴で、企業のロゴなど名入れも映えます。
その他
麦わらやヒノキ(間伐材)など、脱プラスチックを目指して開発された天然素材ノベルティは他にも。
今後も新しい素材が開発・採用されていくと思いますので、定期的にチェックしてぜひ流行を掴んでください!
リサイクル素材
ペットボトルなどの使用済みプラスチック製品や、製品の製造過程で生じる端材を回収し、エコバッグなど新しい商品に生まれ変わらせたリサイクル素材ノベルティ。
天然素材グッズに続き、近年急速にラインアップが増えて注目を集めている商品群です。
リサイクル素材も、天然素材同様に一般消費者にとって分かりやすいコンセプトで、環境フレンドリーであることを強く印象づけられます。
また、リサイクル素材といっても通常の商品と変わらない質感や色味があります。
破れやすいなどの不具合も基本的にありませんので、安心してお使いいただけます。
- 再生PETポリエステル(リサイクルPETポリエステル)
- 再生コットン(リサイクルコットン)
- 再生皮革(リサイクルレザー)
再生PETポリエステル
使用済みPETボトル等を回収・粉砕(フレーク化)し、再びPET原料としてペレット化したものを繊維として生まれ変わらせた素材が再生PETポリエステルです。
PETボトルの消費量は、日本に限っただけでも1分間に100万本を超えると言われています。
従来、これらは廃棄物として処理されてきましたが、リサイクルすることによってゴミの量を減らすことに繋がります。
加えて、通常のポリエステル繊維は石油や石炭などの資源を原料として作られます。リサイクルPETポリエステルを原料にすることは、これら資源の消費を減らすことにも貢献します。
再生ABS
焼却廃棄予定のABS樹脂を再利用することで、廃棄時に排出されるはずだった二酸化炭素を削減することができます。
ABSはノベルティの王道とも言えるボールペンなどの素材です。展示会やセミナーなどでお配りするのにぴったり。
再生コットン
紡績工場や縫製工場で出た不要なコットン生地を回収し、再び糸として利用する再生コットン。
ゴミを減らすことはもちろんのこと、染色済みの生地を使えば染色工程を省くことができ、染色にかかる電気や水の使用量を減らすことにも繋がります。
これらのリサイクル素材のエコバッグは、どれもフルカラー印刷に対応をしています。
企業ロゴや企業名に加え、1色印刷では表現できなかった、新商品の画像やイラストなども表現できます!
興味のある方は、「各商品ページのお見積り依頼」よりお問い合わせくださいませ!
カトラリーセット
2022年4月1日より、「プラスチック資源循環促進法」が施行されました。
コンビニやスーパーでお弁当購入などの際に無料でもらえるスプーンやフォーク、ストローなどが対象で、まだ有料化には至っていないものの、排出抑制の取り組みが必要とされています。
販促メッセでは、この取り組みに応じた持ち運び用のカトラリーセットを各種用意しています。
意外と実用性の高いカトラリーで、プラスチック循環資源促進法に則ったご提案をされてみては如何でしょうか?
フェアトレード
フェアトレードとは、世界の貧困地域で生産された商品を、適正な価格で買うことを推進する運動のこと。
どうしても立場が弱くなってしまう、開発途上国の生産者や労働者の「生活改善」および「自立」を目指す取り組みです。
販促メッセでは、フェアトレードにより仕入れたグッズも販売しています。
「適正価格で購入」というコンセプトゆえ、従来のノベルティより高価にはなりますが、販促活動を通じて途上国の発展に貢献してみてはいかがでしょうか?
CO2排出権付
温室効果ガス削減を目指す取り組みから生まれた商品です。
「CO2排出権付商品」を使うと一定量のCO2排出量が打ち消(オフセット)される仕組みです。
対象商品には「CO2排出権訴求マーク」が付与されており、SDGsへの取り組み姿勢をお客様へ示すことができます。
カーボンオフセットとは?
経済活動の中で排出されたCO2(カーボン)を、温室効果ガス削減事業の排出権を購入することで打ち消し(オフセット)、間接的に地球温暖化防止に貢献できる取り組みを『カーボンオフセット』と呼びます。
出典:環境省WEBサイト「J-クレジット制度及びカーボン・オフセットについて」
2021年4月、日本政府は温室効果ガス46%削減(2030年度において2013年度比で)を目指すと表明しました。カーボンオフセットはその取り組みの一つとして注目されています。
掲載商品のカーボンオフセットの調達は、オフセットサービス提供事業者(一般社団法人日本カーボンオフセット)がJ-クレジット制度を通じて、CO2削減事業者(中小企業や地方自治体など)からCO2排出権を得ています。
- J-クレジット制度
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省エネルギー機器の導入や森林経営などの取り組みによる、CO2などの温室効果ガスの排出削減量や吸収量を「クレジット」として国が認証する制度
TABLE FOR TWO(テーブルフォーツー)
「TABLE FOR TWO」(TFT)とは、その対象となるメニューで食事をすると、その一部が途上国の子どもたちの給食になるという社会貢献プログラムです。
販促メッセでは、商品1個ご購入につき20円が寄付される「ふるさとごはん」シリーズを販売しております。これらの商品をお客様へ贈答することで、TFTの考え方を浸透させることができます。
TABLE FOR TWOとは?(具体事例など)
具体的には、TFTプログラムに参加する飲食店や学校、企業でTFT対象メニューを提供します。お客さんや生徒、社員がそのメニューを選ぶと、その食事代の一部が途上国の子どもたちの給食支援に使われるという仕組みです。
一人が食事をする ⇒ 途上国の子ども一人分の食事が提供される
さらにTFTは、途上国における飢餓問題の解決だけでなく、対象となるメニューをヘルシーなものにすることで、先進国の肥満問題の解決も目指します。
「TABLE FOR TWO」(二人のためのテーブル)とは、「一人分の食事で二人分の喜びを生み出す」という意味から名付けられました。
- トヨタ自動車での採用事例(NPO法人 TABLE FOR TWO International 公式ページより引用)
食品ロス対策
食品ロスの多くは、実は家庭で発生しています。
食品を捨ててしまう理由としては、
- 食べきれなかった。
- 傷ませてしまった。
- 賞味・消費期限が切れていた。
などが挙げられ、日本の食品ロス量は年間約610万トン以上にまで達しています。(参考サイトは こちら)
食品ロスを減らすためには、「使い切れる分だけ買う」「状態よく保存する」など、日頃の習慣を見直すことが大切です。販促メッセでは、食品ロス削減を目指す『エコ習慣』グッズを販売しております。
食品ロス対策ラベルテープ
食品ロス削減国民運動(NO-FOODLOSS PROJECT)とは?
農林水産省が主導する、官民連携の食品ロス削減に向けた国民運動のこと。
食品ロス削減国民運動のロゴマーク(ろすのん)は、食品ロス削減に取り組んでいることの意思表示となります。
公式サイト(農林水産省)は こちら より。
ここで紹介した以外にも、エコラボジャパンが運営する販促メッセでは多種多様なアイテムをご用意しております。
ノベルティの選定にお困りの際は、ご遠慮なくお声掛け下さい。
販促メッセをご愛顧いただけますと幸いです。
販促品・ノベルティの総合サイト
企業様や店舗様での開店・開業・周年記念、展示会でのノベルティ等、「無い物を探すのが難しい」多種多様な商品を取り扱っております。